今年は「唯一無二」を改め「唯一無似」の企業、そして人となれる様に、
舵取りを行う一年でありたいと思います。「唯一無似」独創的で他に似たものがない、比較するものがないこと...、
と解釈いただきたい。
誰もが思いつき考えつく様なこと、人並み、世間並みの努力と発想で、生き残れるほど未来は甘くありません。
誰もが言っていること、やっていることをいくら実行しても、あまり成果が出ないのが論より証拠です。常に将来を予見しながら変化を生み出すか、変化に対応し続けなければ寿命は尽きてしまうことでしょう。
独創力を鍛える方法は、人の10倍執念深く考えることだろうと思います。「もっと上手にいくやり方はないだろうか...」思考を停止させることなく考え続けていると、たまには(笑)突拍子もないアイデアが湧き出してくるものです。
甚だ効率の悪い作業ですが、独創力はそんなに簡単に手に入るものではありません。モノマネでそれなりの結果が出た時代もありましたが、モノマネはいくらやっても、本当の実力はつきません。
他社がやらないビジネス、やれないサービスをどれだけ持っているかが企業力。勇気と気合いと根性も大切な戦力ですが、それだけでは差別化戦略にはなり得ません。できれば同じ土俵で相撲をとらないのがビジネスの要諦。
常に戦い勝ち続ける発想から、できるだけ戦わずに済む方法は何か、着眼点を変えることにより、発想も変わってくるのではないでしょうか。
今年も業界にとって利便性の高まるサービスを1つでも多く生み出し、日本のモノづくりのお役に立てることを願っています。「人や社会のお役に立ててこそ事業であり、企業である」この思いを忘れることなく、企業の進化に注力する1年でありたいと思います。
平成25年(2013) 年頭所感より