サプライチェーン全体の生産性向上に向けた取組み
1メーカー様向けデジタル活用事例
今までのメーカー様との見積対応や発注処理、納期回答作業の課題は、FAXや電話などのアナログな対応によって、販売店様への回答遅れだけでなく、メーカー様と当社の双方の社員の時間が取られてしまっていたことでした。その連携を一元化したシステムがポータルサイトである「POLARIO(ポラリオ)」です。
当社だけでなく、ビジネスパートナーとしてメーカー様も無償で利用してもらう事で、デジタル化による業務効率化を一体となって図っています。
商品データの「基」となる商品情報管理システムが「Sterra(ステラ)」です。このシステムを導入することで、今まで様々な制約があった情報入力が容易になり、メーカー様による無理のない登録・編集作業が可能となります。
商品情報がタイムリーに連携できることで、販売店様がお持ちのWEB サイトなどに最短で翌日には反映でき、ビジネスチャンスを広げることができます。
2販売店様向けデジタル活用
販売店様への見積回答の多くは、各支店の担当者が価格と納期を手作業で計算してFAXやメールで回答しています。その数は1日あたり約5万行に上り、得意先様が回答を得るためには数時間から1日ほどの時間を要していました。
現在導入を推進している「即答名人」ではAI と高度な分析処理により最適価格を瞬時に計算し、人手を介さず自動的に回答を行うことができ、得意先様への回答は最短で5 秒まで短縮。お客様への回答スピード向上につなげています。
見積自動化率27.6%
WEB見積依頼率47.3%
(2023年12月末時点)今まで遠隔での販売店様とのやりとりはメールや電話が多く、限られたコミュニケーションしかできませんでしたが、「T-Rate(トレイト)」を新たに導入したことで、当社の活動やPR 商品をメッセージ配信することや、配達便の到着予定時間や場所などがわかることが可能になりました。
TRUSCOいつでもつながる「フェイスフォン」はPC、スマートフォンから、「T-Rate(トレイト)」とオンライン通話アプリを利用して対面営業と同じサービスを実現します。営業活動の多くが移動時間に費やされていたことから、その時間を販売店様の問題解決の時間に活用し、新しい営業スタイルを推進しています。
3ユーザー様向けデジタル活用
「オレンジコマース」は、ユーザー様がお使いの購買システムと連携し、WEBカタログや商品データの提供などを、当社・得意先様・ユーザー様の3社間で取引を行う購買支援システムです。
導入により膨大な発注作業、商品情報の整理、データベースの構築という課題を一挙にクリアすることができ、調達プロセスの見える化とコストの削減を実現します。
デジタルとアナログの相互の機能を高め、システム、物流、商品の強みを組み合わせてユーザー様のプロツール調達の最適化をサポートします。
多くの購買システムと連携実績があり、様々なユーザー様のご要望に応えるサービスです。
オレンジコマース接続企業数2,447社
(2023年12月末時点)MROストッカーは、日本で長年親しまれているビジネスモデル「置き薬」の工具版です。
モノづくり現場に必要な商品がすぐに利用できる、究極のクイックデリバリー環境を実現します。
MROストッカーには、ユーザー様がモノづくりにおいて日々使用する消耗品が在庫されており、「今すぐ欲しい」に対応するとともに、ご使用分のみ代金請求となります。
ユーザー様は場所のご提供だけで在庫リスクを負うことなく、また専用アプリで購入することができ、ストレスのない利用が可能です。