自分の夢やこころざしを仕事に繋げられること
トラスコ人生を豊かにするチャレンジ制度

Challenge Programチャレンジ制度キャリアを描く
チャレンジ

  • 須田 全

    経営企画課 /
    入社8年目

    [キャリア]
    プラネット東関東 → 北上支店 → 仙台支店 → トラスコ中山インドネシア → 仙台支店 → 経営企画課

    経営企画課にて経営計画の立案と検証、業績資料など事業経営に役立つデータの分析と提供、経営会議の運営・議事録の作成などを行っている。

  • 槙 理奈

    海外調達課 /
    入社3年目

    [キャリア]
    プラネット北関東 → 伊勢崎支店 → 海外調達課

    通関担当として、海外メーカーから商品を輸入する際の貿易事務、不具合対応や納期短縮依頼など海外メーカーとのやり取りを担う。現在は欧州とアジア一部エリアを担当。

「なりたい自分になる」。
ジョブローテーションで様々な部署を行き来し知識やスキルを身につけると同時に、自身の明確なキャリアプランや成長意欲を持つ社員に活躍のフィールドを提供するために生まれたのが、各種チャレンジ制度です。
今回は、自ら希望部署へ応募できる「ジョブチャレンジ制度※」を活用した経営企画課の須田 全さんと、増員希望部署へ自らの意思のみで応募できる「オープンポジションチャレンジ制度」を活用した槙 理奈さんに、それぞれが利用したチャレンジ制度について話を聞きました。

※現在は、全社員が希望部署を登録できる制度に変わったため、ジョブチャレンジ制度は終了しております。

Q. お二人が活用した
チャレンジ制度について、
どういった制度なのか
教えて下さい。

須田

私が利用したジョブチャレンジ制度は、自らが貢献することでトラスコ中山をさらに成長させることができる社員を育成する目的で設けられた、希望する部署への異動を認める人事制度です。現在は、全社員が希望部署を登録できる制度に変わったため、ジョブチャレンジ制度は終了していますが、当時は一定以上の評価が応募条件となっており、応募理由を書いた書類審査と人事課長・受け入れ部署の課長による面接を経て配属が決まりました。

私が利用したオープンポジションチャレンジ制度は、書式や形式(テキスト以外に動画でも可)を問わず応募書類を人材開発課へ提出するところから始まります。その後は、ジョブチャレンジ制度と同様に人事課長と受け入れ部署の課長との面接を経て配属が決まりました。

私は大学時代から中国語を学び、過去に2回の留学で言語力を磨いていたため、この経験を生かした働き方がしたくて、海外調達課へ行くために応募しました。入社当時から海外調達課で働きたい想いは強かったので、入社まもなく応募しましたが1回目は不合格。2回目の応募でようやく合格しました。

須田

1回目の不合格は、どんなことがハードルになったのかな?

社歴が浅く、会社への理解度も低いことが不合格の理由だったのですが、結果に納得はしています。当時を振り返ってみると、「やりたい」という想いばかりが先行していて、配属された後に何をすべきか?どう貢献できるか?などの考えが甘かったなと。具体的に言えば、支店配属をされてからSSPしかしておらず、SSLを経験していなかったのでお客様と直接面と向かってのやり取りなどは経験していませんでした。

ただ、どうしても諦めきれず懲りずに2回目に応募し、想いの強さを伝えた結果、合格を勝ち取ることができました。語学の勉強を続けたことと気持ちの強さが伝わったのかなと思っています。

須田さんはなぜジョブチャレンジを?

須田

私の場合、入社前まで話が遡るのですが、学生時代にニューヨークのホテルで1か月ほどインターンシップをしており、その際にホテルの総支配人と仲良くなり、彼から毎晩のように経営に関する熱い話を聞いているうちに、会社の経営というものに興味が湧き、漠然と就活前から経営に関わる仕事をしてみたいと考えていました。

その為、社会人5年目からは、経営大学院に通いMBA(経営学修士)を学び、夢の実現のために努力してきました。また、私のこころざし「日本のモノづくりの進化を後押しし、日本を元気にすること」は、当社の「がんばれ!!日本のモノづくり」という企業メッセージともリンクしており、当社のポテンシャルやリソース、業界での立ち位置をうまく活用することができれば、日本の製造業に大きく貢献できると考え、経営企画課に行きたいという想いは強くなるばかりでした。

すごい、立派な考えですね。

須田

経営大学院に通っていた当時は、ジョブチャレンジ制度や希望部署を登録する制度はなかったため、経営企画課に行けるかどうか分からない、叶うか分からない夢のために、努力する日々でした。そして7年目にジョブチャレンジという新しい制度ができ、応募が始まったため、案内が出たその日に、当時の上司に相談し応募することを決めました。

Q. チャレンジ制度を
活用をしてみた感想を
教えて下さい。

須田

自分のやりたい仕事ができることに喜びを感じています。自分がやってみたいことや実現したいこと(will)を、すべきことや仕事(must)にできる人は世の中にたくさんいるわけではありません。そんな中で、行きたかった部署で、やりたかった仕事ができることは本当に幸せで、毎日ワクワクしています。もちろん、日々、様々な困難にぶつかっていますが、そんな中でも当初のこころざしは曲げず、手段を柔軟に変えていくことで多くの学びを得ています。

通常、自分のやりたいことは時代の流れや年齢・心境の変化によって大きく変わってくるものというのが自論なのですが、当社には営業から物流、経営企画、海外拠点までたくさんの職種があり、ジョブチャレンジや希望部署申告制度によって、多くの社員にとって様々あるやりたいことを実現するための土壌が揃っていることは、当社の魅力の一つだと考えています。

経営企画に配属されて、経営陣と近い距離感で仕事をすることに戸惑いとかはなかったですか?

須田

実際に社長のほか経営陣とお昼をご一緒させて頂くことも多く、最初は驚きもありましたね。でも、それ以上に、大学院や経営の本には載っていない、生の「教科書にはない経営」や経営判断をする際の当時の心境や裏側など多くの事を学ばせて頂いており、今ではこの時間が楽しみのひとつです。

経営企画課ならではの会社の経営を肌で感じる体験や、経営陣との距離感が近いことはこの部署の醍醐味と言えるかもしれません。

私もチャレンジ制度があること、これを活用できたことはこの会社ならではの魅力だと思うし、結果、希望する部署に配属されたことは恵まれているなと、改めて実感しています。

まるで転職したように業務内容が異なる為、慣れるまでは大変ですが、貿易の仕組みを知ることができ、しばらく触れていなかった英語も毎日使っています。毎日が刺激的で、忙しくてもとても充実しています。

須田

やりたい仕事に就けたことで、積極的に学ぶ姿勢になれるし、気持ちも前向きになるしね。

そうですね。私の場合、入社当初から海外調達課に配属されるまでずっとこの想いを忘れずに過ごしてきたこともあり念願叶っての配属なので、いっそう前のめりかもしれませんね。

Q. 現在の業務に就かれて、
最も印象的だった
エピソードを教えて
ください。

須田

自分が作成した資料を基に経営の意思決定がされた時に、経営企画課の社員として喜びを感じました。来期の売上高予算等の経営計画を決める際に私が作成した資料を基に経営陣が議論を重ねて、計画が決定しました。

大学院で学んだテクニックや考え方をそのまま活かすことができ、学びの重要性を感じると共に、学びが活かされる喜びを感じました。

制度はもとより、若い社員の意見を積極的に取り入れようとする姿勢がある会社ですよね。

須田

そうですね。他社をすべて理解しているわけではないのですが、もともと当社の経営企画部が30代前後の若手中心であることも影響していると思います。

私は応募、そして配属後の周囲の受け入れ体制というか、皆が応援してくれる姿勢が驚きでした。

須田

私もジョブチャレンジを多くの方が応援してくれたことは驚きでした。ジョブチャレンジに応募しようとしていた当時、周りの社員にあまり歓迎はされないだろうと考えていましたから。
というのも異動前の部署から見たら人員が減るので忙しくなることが予想できますし、異動先の部署にしたって、私の代わりに転勤する社員も出てくるわけですから色々と都合が悪くなるのではと。

しかし、実際は異動前の部署の上司に、相談した際は「全力で応援する。最高の推薦文を書くよ!」と背中を押していただきました。同僚も合否の発表を共にヤキモキしながら待ち、異動前も壮大な送別会を何度も開いてもらったんです。また、異動先の部署でもベテランの方々が右も左もわからない私のことを、嫌な顔もせずに受け入れてくれました。それどころか、就任間もない私の小さな改善提案もすぐに受け入れてもらえたことを今でも覚えています。

トラスコは従来よりジョブローテーションが制度として定着しているので、組織が変化に柔軟に対応でき、挑戦する人を応援する文化が育まれている気がしますね。

Q. チャレンジ制度を
活用する以前と
それ以降で、
仕事に対する
心持ちに変化など
はありましたか。

須田

実務については経営のスピード感の速さを、以前よりも感じている点、そして、各施策を支える多くの社員がいる事を知りました。当社の良い点は、外部環境に合わせた経営判断が早く、会社がスピード感をもって大胆に変わっていく点です。経営企画課に配属されるまではそのスピードを外から感じていたのですが、経営企画課ではそのスピードを肌で感じられると共に、そのスピード感を支える多くの社員がいることを知りました。

私は、自分で主張をすれば状況や見え方が変わることを知りました。大きな会社組織のなかで、個人は小さな存在ですが、そんな中でも決して受け身にならず、やりたいことがあり、それに沿った制度があれば積極的に利用した方が良いと思っています。

振り返ると、チャレンジ制度を利用する前は、私自身、受け身な姿勢のところがあったと思います。仕事も、SSPとしてお客様から依頼を毎日受けて、それに応えていくことに精いっぱいで。でも、チャレンジ制度を利用した後は、いろんなことにアンテナを張れるようになりました。

例えば、商社が仕入先様をなぜ大切にするのか?など、商品の納期や受注金額とは違う視点や尺度でトラスコのビジネスを考えるようになったと思います。

Q. 最後に、お二人から
チャレンジ制度の魅力を
教えてもらえますか。

須田

改めて、チャレンジ制度は、仕事を通して、自分の夢やこころざしを実現することができる素晴らしい制度だと思っています。世の中の多くの人がやりたいことがあったとしてもなかなかそのチャンスに恵まれる機会は多くはないかと思います。しかし、各種チャレンジ制度を活用することで、自分のこころざしを直接結びつけられる仕事に挑戦することができるため、これ以上ないモチベーションに繋がります。

事業所にとっても社員個人にとってもWINWINな制度だと思います。募集する事業所にとっては持っていてほしい能力や人材を選ぶことができ、個人にとっても将来設計や今後のトラスコ人生を自分で叶えていくことができるので。

※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。