自分に合っている職種かは
やってみないとわからない。

Career Logジョブローテーション・
キャリアログ

  • 三葉 百華

    海外販売課 /
    入社11年目

    [キャリア]
    プラネット南関東 → 小倉支店 → 海外研修(東京とインドネシアで半年ずつ)→ 海外販売課 → 産休・育休 → 海外販売課 課長

    海外に関する仕事がしたいと声を上げ続け、公募から海外研修を経験した後、希望だった海外販売課への異動を実現。産休・育休を挟んで復帰し、現在は海外販売課の課長としてマネジメントに挑戦中。

  • 荒木 良祐

    東京管理課 /
    入社8年目

    [キャリア]
    プラネット東関東 → 宇都宮支店 → 海外研修(インドネシアで半年間)→ 宇都宮支店 → 東京管理課

    現在は東京管理課で株主総会の企画から運営、社内の決定事項やPR情報等の文書作成、会社法に関わる業務などをおこなっている。

  • 田部 友理

    東京PB商品課 /
    入社4年目

    [キャリア]
    プラネット埼玉 → 城南支店 → 東京PB商品課

    現在はPB商品課でPB商品の開発や納品管理、販促業務をおこなっている。配属当初はベテラン揃いの部署で戸惑いもあったが今は期待の若手として活躍中。

社員が昼食や休憩に集まる、東京本社11Fのカフェテラス。部署の異なる若手・中堅・責任者の3人の社員たちがランチを利用して、ジョブローテーションに関するキャリア相談のために集まっているようです。

三葉

久しぶり!このあいだの「新商品検討会」のプレゼン、頑張ってたみたいだね。

田部

え?もう知ってるなんて早いですね!発表はかなり緊張しましたけど、社長や役員の方々に直接意見をいただけて勉強になりますし、商品に対する理解も深まりまって。ほんと、毎日が勉強ですね。

三葉

プレゼンまで任されているってことは、今の部署にはもう慣れてきた?

田部

ジョブローテーションって、配属先がガラリと変わりますよね。私も営業現場からPB商品課に移って、商品という関連性はあるものの、業務内容は全く違うし、ええっ?!となりました(笑)。

荒木

入社してからかなり早い時期でPB商品課へ異動だったのに、そつなく仕事をこなしていてすごいなって思ってたけど、大変なこととかあったりする?

田部

最初はベテランの先輩方が多い部署なので、「私には早すぎない?できるかな?」という不安と、「今までとは全く違った仕事に挑戦できることが楽しみ」という気持ちとが半々でした。でも、ジョブローテーションの制度があることで、社内での引き継ぎやフォロー体制が自然とできているので、周りの方々と協力しながらうまく乗りきることができました。

今の仕事も配属されるまでは「PB商品を開発する部署」くらいの認識しかなかったんですけど、実際に配属されてみると商品開発はもちろん、納期管理やカタログの校正などいろんな仕事があって。忙しいけど、慣れてきた今は充実しています。ただ一方で、またジョブローテーションで営業に戻った時のことを思うと、ちょっと悩んでるというか、不安なことがあって。

三葉

不安なことって、どんなことがあるのかな?

田部

トラスコは営業職の方が多くて、私の同期も多くが営業職で活躍してます。私がPB商品の開発をしている間も営業現場でキャリアを積んでいるけれど、私は営業現場からは離れているんですよね。ジョブローテーションは大体3~5年周期で部署が変わるので、もし3~5年後に私が営業に戻った時、同期や後輩と対等に仕事がしていけるかと不安になるんです。後輩の子に何か聞かれた時にいい答えが返せなかったりしたらどうしようとか。

三葉

そっか、田部さんはまだジョブローテーションが始まったばかりだから、少し不安にもなるよね。でも、今から5年後に営業に異動になったとしても、その時の田部さんは今とはまた違った状況になっているはず。基本的な営業職の仕事は理解しているし、営業として現場には出ていなくても、PB商品課で培った商品に関する知識や経験は営業現場でも活かせるよ。
私の経験からすると、営業経験の長さを意識するよりも「今何ができるか」を大切にする方が将来のためになると思うな。

荒木

そうそう。僕もそう思うな。営業職としての業務に不安はあるかもしれないけれど、別の観点から考えればPB商品課にいたからこそできることや分かることがあるだろうから、それを活かせればいいんじゃない?できないことはお互いにフォローし合う体制もできているから、問題ないと思うよ。

田部

ありがとうございます。ちょっと安心しました。そうですよね。今の知識も今後に活かせますよね。

三葉

PB商品課の仕事はどこにいっても何かしらリンクしているから、商品知識に詳しいのはすごく大きな武器になると思う。

田部

PB商品課にきた時もベテランの方ばかりで心配でしたけど、逆に4年目だからこそできることも多いのかなとも考えられるようになりました。営業部は社内で一番変化があるところなので、今の営業現場の状況とか支店の様子などを聞かれて、“ああ、こういうことを伝えるのも私のミッションなんだな”と実感しています。

荒木

全ては自分次第。いいことも悪いこともあるだろうけど、壁にぶつかったら周りに助けを求めつつ、その時の自分の気持ちを大事にして少しでも行動していければいいと思うよ。

三葉

そうそう。ジョブローテーションは、キャリアの可能性を大きく広げてくれる制度だと思うから。私も昔は色々迷って上司に相談したし、産休や育休を経て職場復帰した時だって、キャリア迷子になっちゃって大変だったなぁ。

田部

ええーっ? 本当ですか?

荒木

それは意外だなぁ。三葉課長っていつも「ザ・キャリアウーマン」って感じで、何でも器用にこなして、上の人にもしっかり自分の意見とか言えるかっこいい人ってイメージがあるから、誰かに相談したり、悩んだりっていう印象は全くなかったんですけど…。

田部

そうですよね。私もそうでした。ちなみにどんなことに迷われたんですか?

三葉

そうだね。ジョブローテーションって、今でこそ自分から行きたい部署をリクエストしたりできるようになったけど、私の頃はそうじゃなくて・・・。正直にいうと、割とネガティブに捉えていたところがあったの。仕事をやっと覚えかけてきた頃に配属先が変わってしまったらキャリアがきちんと構築できないんじゃないかと思ったりもして。

入社3年目に小倉支店での仕事にも慣れてきた時、ある研修の社内公募が出てね。普段の私だったら自分で考えて応募を決めちゃうんだけど、1年間のプロジェクトだったから迷うところもあって。それでも自分が興味のある分野だったから、上司や先輩に相談してみたら「挑戦してみたら」と背中を押してくれて。実際に研修を受けてみると、何も分からなかったから調べたり覚えたりすることも多くて大変だったけど、それがなかったら今の自分もなかったかなって思う。

田部

やりたいことがあったら声を上げてみるって大事なんですね。

三葉

今は希望部署とか聞いてくれるようにもなっているから、行きたい部署とかやりたいことがあったら積極的に声を上げるべきだと思うよ。

すごく悩んだターニングポイントのもう一つは産休・育休が終わって、復帰をした時のこと。復職後は時短勤務だったんだけど、昨年(2021年)の冬に入る頃、課長のオープンポジションの案内が出たの。でも私は時短だし、子供も小さいからと一度は応募を諦めたんだけど、家族がせっかくのチャンスだからとここでも背中を押してもらえたんだよね。

田部

家庭と仕事の両立ってすごく大変そうですけど、それでも挑戦することにしたんですね。

三葉

そう、その頃は復帰したものの時短だし、今後のキャリアをどう構築したらいいのかとか色々考えて、キャリア迷子になっちゃって(笑)。家庭も大事だから両立はかなり悩んだけど、人生一度きりだし、自己実現するチャンスだなと思って上司に相談して応募したの。家のことはできる範囲でがんばろう!と決めた(笑)。

荒木

それにしても仕事と家庭を両立しながらも、しんどそうにしているところを見たこともないし、常に前を向いて責任者としてバリバリ仕事をしていてすごいなって思っていたので、三葉課長でもそんな風に思うことあるんだなって思うと、ちょっと親近感わきますね。

三葉

全然そんなスゴいことないよ。迷って悩んで・・ばかりだし。
そういう荒木くんは営業から管理課に行ったんだっけ?

荒木

はい、今は東京管理部課で株主総会の準備や運営、社内のPR情報を開示するための文書作成などの総務関連全般が主な仕事ですね。5年目にして総務に配属になるなんて思いもしていなかったので驚きました。

田部

営業から総務って全く違う業務で戸惑ったりしませんでしたか?

荒木

もちろんしたよ(笑)。全くの想定外だったし、規則に厳しくて堅そうなイメージもあったから自分にできるかな?って。でも、実際は全然そんなことはなかったけれど。部署のメンバーは仕事はきちんとするけど和気あいあいとした雰囲気だし。ただ、業務内容が全く異なるので、転職したような気持ちにはなったかな。

それにジョブローテーションをすることで、これまで気づかなかった自分の特性についても考える機会ができて、キャリアの幅が広がった気もする。
最近はオープンポジションチャレンジ制度もできたし、そういう制度を利用して自らのキャリアを強く思い描いて実行する社員もいれば、ジョブローテーションをきっかけに「まだ自分も知らない自分」に出会うこともある。僕自身はこの制度に対してポジティブな気持ちを持っているんだよね。

田部

そうなんですね。私もチャレンジ制度を利用して「PB商品課」へという道があったとしても自ら手を上げていなかったかもしれないですが、ジョブローテーションで配属になったからこそこの部署を挑戦・経験することができていると思います。荒木さんも三葉課長みたいに今の仕事を通じて今後の目標とか見つけられたりしているんでしょうか?

荒木

総務の仕事は経営陣に近いところでの業務が多いし、仕事を通じて色々なことが見えてきたかな。ジョブローテーションも配属先は自分で決められないまでも、上司にリクエストはできるようになってきているし、そうしたことも含めて、今後は人事部で社員のやりたいことができるような組織づくりとかにもチャレンジしてみたいなと思ってる。

三葉

私もその時の自分が一番いいと思う選択をしてきたから今があるのかなと思ってる。だから、田部さんもぜひ自分の可能性やキャリアの幅を広げる挑戦をしてみてほしいな。

田部

はい、そうですよね!今日は色々な話を聞けてとても勉強になりました。
時間を作ってくださって、ありがとうございました。

※所属およびインタビュー内容は、取材当時のものです。