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「やさしさ、未来へ」トップメッセージ

発電の難しさを社員に感じてもらえるよう、
東京本社の太陽光発電での自給率をエントランスに表示。

当社では、「私たちの小さな小さな取り組みが、未来の大きな思いやりにつながるよう、地球に優しい企業を目指します」という想いから、1998年に「やさしさ、未来へ」という環境理念を掲げ、さまざまな環境への取組みを行ってきました。これは、「21世紀は環境と本気で取り組む時代である」という当社の環境宣言でもあり、サステナビリティという言葉が広まる20年以上前から、地球環境を未来へつないでいくという考えが事業の根底にはありました。

この理念のもと、当社では、省エネに心がけた企業運営を心がけてきました。ビジネスモデル自体が省エネ設計であることが重要なのです。例えば、豊富な品揃えと在庫はワンストップショッピングを実現し資材調達の手間、労力を大幅削減しユーザー様、ディーラー様、メーカー様、そして当社のトータルで大きな省エネとつながります。また、固定費型物流システムは、配送車両を定時巡回運航することにより、配送コストの固定化を実現し、配送コストの削減だけではなく、梱包資材の削減、修理品の回収、返品の回収など双方向物流を可能とし、一方通行、行ったきりの宅配配送に較べて圧倒的な利便性と省エネを実現しています。

今後も、「ユーザー様直送サービス」、置き薬ならぬ置き工具「MROストッカー」の拡大、在庫アイテムの拡充と物流システムの強化などにより物流に潜むムダを少しずつ解決し、お客様の利便性の追求と環境負荷の低減を両立できる事業の拡大も行ってまいります。さらに、1998年から展開している修理工房「直治郎」サービスをさらに強化し、リサイクル、リユース、リターナブルにも積極的な企業になることで、循環型経済の実現にも貢献していきたいと思います。昨年には、電気自動車やカーボンニュートラルの研究チームも発足させ、商品の品揃えなども含めて環境負荷の少ない企業づくりを目指していきます。

これらビジネスモデルの省エネ設計と同じように大切にしているのが、一人ひとりの従業員が環境や資源を大切に守る心を育むことです。環境破壊というと、企業や国家の責任ばかりがフォーカスされますが、環境破壊の主役は一個人であり、社員一人ひとりが環境問題に取り組むことが重要ではないでしょうか。「人間、誰しも地球環境破壊の加害者である」ということを認識し、悪意なき環境破壊をやめることから始めようと、食後の残り汁や油を台所に流していないか、頭を洗うときにシャワーを出しっぱなしにしていないか、など日常生活における行動チェックリストを設けたパンフレットをつくるなど、個人の意識を変えるための取組みも行っています。

「やさしさ、未来へ」ということを考えたとき、未来へつないでいかなければならないのは、地球環境だけではありません。会社の未来、そこで働く人の未来もつないでいかなければなりません。

そのためにはまず、社員が安心して長く働ける企業であることが必要です。当社では、「企業には社員が安心して、安定して働ける職場を提供する義務がある」という想いから、社員全員を正規雇用としています。その他、「積休バンク制度」や「不妊治療の支援制度」、「おしどり転勤制度」などの当社独自の人事制度を設け、社員一人ひとりが安心して働ける環境を整えてまいります。

これまで、「やさしさ、未来へ」は環境のみを指す言葉でしたが、これからは、TRUSCO「やさしさ、未来へ」プロジェクトとして地球環境も含めた人と社会の未来へ向けた取組みを行っていきます。
当社は、「人や社会のお役に立ててこそ、事業であり企業である」その「こころざし」を常に中心に据え、いつの時代も日本のモノづくりのお役に立ち続ける企業であり続けたいと考え事業を行ってまいりました。今後も、この「こころざし」を実現することで社会価値と企業価値の両方を生み出し、社会課題の解決や持続可能な地域社会へ貢献してまいります。

代表取締役社長
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