平成27年(2015)メッセージ「進化深化」

「進化」とは、物事が段階を追ってより優れたものや複雑なものへと変化してゆくこと。「深化」とは、物事の程度が深まること。

このどちらも深める一年としたい。1年365日、同じことの繰り返しでも、月日は順調に過ぎ去っていくが、毎日の仕事や手順に工夫や改革を込めていかなければ、毎日同じ場所で足踏みをしているようなものである。

人や企業は月日が経てば自動的に進歩するものと考えているのであれば、それは大きな間違いである。世の中の進化や進歩は、どこかで誰かが猛烈なエネルギーを注いで、新しいモノを生み出した結果である。会社の中でも経営方針に始まり、経営戦略、営業戦略から仕組みやルールに至るまで、誰かの創意と工夫が進化をもたらすのである。何1つとっても、勝手に進化するものなどない。いつも企業の進化を享受する立場だけではなく、どんな小さなことでも、企業を進化させる立役者となって欲しいと思う。

これから先は、今まで以上に大きなターニングポイントを作り出していかなければならない時代がやってきた。実感はないかもしれないが、「業界維新の真っ只中」の様な気がする。10年、いや5年経ってみたら「あの時こうしておけば良かった」と思うことが山のように出てくることだろう。今までの創業55年は順調に来られたかも知れないが、これから先も順調かどうかはわからない。それは運命ではなく、われわれ社員全員に課せられた「独創力」にかかっているのだと思う。

経営危機は運命ではない。考えることを考えて、やることをやっていれば防げるものである。決して運命や環境変化を理由にしてはならないと思う。また、経営危機を乗り越えた苦労話を決して美談にしてはならないと思う。不幸になりたくなければ、創意と工夫で会社を進化し続ければいいのだと思う。

「進化」と「深化」を経営方針に置き換えると、「問屋を極める、究める」ということである。今まで以上に卸売業としての能力を拡大し、日本のモノづくりに対する貢献度を高めなければ ならない。新しいサービスも、2年目からは「アタリマエ」。毎年生み出さなければ「退場」のレッテルが貼られます。

世の中は常に「上には上、前には前がいる」ことを肝に銘じ「その場足踏み」にならないよう、問屋を極める、究める一年としたい。

平成27年(2015)社員向け年頭所感より

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