平成22年(2010)メッセージ「先手必笑」

「先手必勝」改め「先手必笑」の年としたい。誰よりもよく考え、早く手を打ち、そして素早く行動を起こす。そうすれば、必ずニッコリ笑える時が来ると思う。

論評や批評の多い世の中だが、評論家の言う通りに時代は動いたためしが無い。先の読めない時代と嘆くよりも、行く先に目を凝らして、一歩先行く手を打ち続ければ、きっと幸運の女神に出逢えるのだと思う。その為にも、よく考え、早く腰を上げ、即行動に移し、厳しくも笑顔で過ごせる一年としたい。

静観よりも動観、やった者にしか見えない景色がある。考えているだけでは、視界はずいぶん狭いようだ。早く見えれば、早く手が打てる。失敗してもまたやり直せる。好循環のスパイラルは、他力本願では手に入らない。独創力を鍛錬し、自力本願で臨むしかないようだ。

人も企業も、その歴史を積み重ねていく中で、発想も行動も鈍くなってしまう。人は誰しも歩んできた道を肯定的に見たいものだが、自問自答を繰り返しながら、時には過去を否定してみないと進歩につながらないように思う。ましてや、創業の原点に戻っていては、行き先間違いを起こすかも知れない。私が業界に身を置いてからおよそ30年。 プレーヤーの顔ぶれには多少の入れ替わりはあるものの、大きな構造変化的なものは皆無に等しい。

しかし、これからの30年はどうだろうか。どこかの会社が大きくなった、小さくなったレベルの話はともかく、ネット系機械工具ディーラーが続々と誕生したり、卸商社の直需化に拍車がかかったり、メーカーの提携・合併による合従連衡が進んだりと、今までの30年間にはない発想とスピードで急展開しそうな気配がする。

IT環境の進展からも目が離せない。当社でも僅か10年前には、夢にさえ出てこなかった自動受注システムも、稼動率はすでに50%を超え60%も目前となった。業界挙げて電子商取引の準備を始めなければならない時期だと思う。ただ、どんなに通信手段が進化しようとも、当業界に卸商社は未来永劫に必要であり、当社は問屋として、その役割を担い続けたいと思う。そのためにも、お客様にとっての利便性の向上を、金科玉条として日々オリジナリティの向上を心掛けて企業運営にあたらねばならない。

皆さんの健闘を祈る。

平成22年(2010) 年頭所感より

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