平成17年(2005)メッセージ「自考自得」

「ジコウジトク」、やっぱり世の中何事も自分次第、自分で考えて自らアクションを起こせば必ず自分の為になる。近頃は特にその様に思うので、四字熟語にしてみた。
若い頃はうまくいかない事があると、すぐに他人のせい、世の中のせいと、責任転嫁をしたがる習性だった(?)が、流石に丸10年も社長業をやっていると、そうとは言えないとつくづく思う。社内の会議でも、「数字が上がれば自分のオカゲ」「数字が下がれば不況のおかげ」との“ご発言”が飛び交うが、これでは前には進まない。「どちらへ振れても自分のオカゲだ、バカヤロー!!」がオチの言葉となる。どれほど執念深く考え、どれだけ実践したかが、偽らざる結果の方程式。結果は嘘をつかないのである。勇気と努力と根性だけでは前には進まない。

一度限りの短い人生なのに、常に周囲に責任転嫁の不満を持ち続けて生きている人を見かける。なんともったいない人生なんだろうと思う。「オレは恵まれない・・・。」「理解してもらえない・・・。」「おもしろくない・・・。」こんなセリフを心でつぶやきながらも、自分で環境を変えるアクションを起こさない。現状追認、思っていることとやっていることがアンマッチなのである。自分のことは自分で考えないとこれでは一生暗黒である。自分自身で流れや環境を変えないと何も変わらない。そのためにもまずは自分で考える。言われた事をただ従順に聞いているだけでは、知恵も働かず独創力が育たない。独創力こそ人も企業も活気づく一番の妙薬である。今までの常識を疑い否定することから、ユニークなアイデアが生まれてくるものである。

また、“成功体験”という言葉がよく聞かれるが、成功体験も同じことをやり続けると“不成功体験”になるのである。だから常に見直しをかけ続けないと「これで完璧!!」の世界はどこにもないのである。ましてや、時代の流れで伸びたものまで「自分のオカゲ」=“成功体験”と勘違いしている様では成長の余地はない。

自分のことは自分で考え、自分が行動を起こさないと何も変わらない。誰かが見てくれている、誰かがフォローしてくれる。世の中そんなにお節介でもお人好しでもない。「自考自得」。何事も自分で考えて行動すれば、必ず自分のためになる。決して人のせいにしてはいけない。「人生何事も自分次第」発想と行動を変えれば、流れが変わり環境が変わる。景気頼みに責任転嫁、この衝動を少しでも抑えて、“自力本願”で明るく元気に逞しく生きる一年としたい。

平成17年(2005) 年頭所感より

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