平成14年(2002)メッセージ「自覚に勝る教育無し」

社員教育を行うにあたって私が持っている信念がこの言葉『自覚に勝る教育なし』です。
教育という名のもと、さまざまな場面でトップの方々は薫陶を発しておられると思います。そんな時、受ける側の人たちも必ずや頷いて“わかり顔”をしているはずです。ところが、いざ実践となったときには、それらは全て“他人事”になっていることが多々あるように思います。

「一体何を聞いていたんだ!」
・・・教育はどこまで行っても本人の自覚の問題だと思います。自覚をもって実践する、描いたビジョンを実現する、 全て本人次第だと思います。誰かに言われたから行うのではなく、自分からモチベーションと責任を持って行う。

トラスコ中山では社員に自覚を呼び起こさせる様々な取り組みを行っています。例えば社内的に立ち上げた業界初の販売士資格制度「オレンジ博士」。
機械工具商社&メーカーの社員として生半可な知識で工具をお客様に勧めるわけにはいきません。社員全員が商品に対する知識を深め、お客様へより良い対応を迅速に行うためにこの社内販売士「オレンジ博士」の資格制度を平成13年(2001)12月より開始し、社員一人一人に販売における責任感を持たせております。

また「事業所長立候補制度」では、上の人間が本人のやる気の有る無しにかかわらず事業所長に任命するのではなく、あくまでやる気と責任感を持って手を上げてきた人間にチャンスを与えるという、正しく自覚を呼び起こす制度を導入しております。そのほかに、社員の考課を上司だけでなく部下や同期などからのオールラウンドな判定に任せる「O.J.S.(オープンジャッジシステム)」や特定部署の増員や新規部署開設に自ら名乗りを上げる「公募」なども行っております。

「言わんとわからんやつは言ってもわからん。」
ある大学教授の名セリフです。こんなさめた考えでの教育は良くはないと思いますが、トラスコ中山では、一人一人が自覚を持つことを執念深くこれからも追い求めて行きたいと思います。

平成14年(2002) 年頭所感より

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