平成28年(2016)メッセージ「発展途上」

当社も今年で創業57年、あと3年で還暦を迎えるが、まだまだ発展途上国のような企業だと思う。57年も企業活動を行っているにもかかわらず、まわりには課題や目標が山積し、企業価値の向上には終わりのないことを知らされる。

ましてや、昨今の世の中の変化が要求する課題は、かつての経験や知識が活かせることも少なく、未来を凝視し、身につけるべき能力を峻別する毎日である。世の中には「もっともっと前がある」「まだまだ上がある」と思う気持ちが、企業を成長させる大切な肥やしだと思う。「これで十分」と思った瞬間から、停滞ではなく退化が始まる。もし、1年前と大きな変化がないとしたら、立派な退化病だと思う。企業の栄枯盛衰を左右するのは、時代の流れではなく「ここまでやった」と思う小さな満足感で、それが企業の成長を止めてしまうのかもしれない。

これからも歴史を刻み続けるためには、時代の変化に対応し、変わり続けなければならない。1年目は新しいサービスでも、2年目になれば当たり前のサービス、どんどん新しい価値を生み出し続けないとつまらない会社となってしまう。難しい作業のようだが、お客様の利便性を高めることに主眼を置けば、ザクザクと(笑)その答えは出てくることだろう。

6年後の2022年に在庫アイテム50万点を目標に進んでいきたいと思う。現在の25万点から見るとほぼ倍増。お客様のビジネス拡大につなげていければと思う。当社の仕事はお客様から注文をいただくだけではなく、お客様のビジネス拡大のお役に立つことである。在庫倍増により、お客様にも新しいビジネスの景色を見てもらえるものと確信している。そのためにも物流システム、情報システムにも高水準の投資は続く。負担は軽くないが、日本のモノづくりを支えるためのインフラ投資と思えば、少しは気も楽になる。

「発展途上」-これからの意気込みを四字熟語にしてみた。私もこの会社と35年間歩んできたが、まだまだ不出来な会社だと思う。成長のスピードも今一つ迫力に欠け、反省材料の一つだと思う。これからはもう少しピッチを上げて、前進していきたい。

社員定年65歳、雇用延長70歳、パート定年75歳となり、希望すれば50年以上働ける企業となったが、いくつであろうが最後までしっかりと役割を持って、働き続ける義務があると解釈してもらいたい。

これからも発展途上企業として、人や社会のお役に立つ企業活動を行っていきたいと思う。 

平成28年(2016)社員向け年頭所感より

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