平成26年(2014)メッセージ「独創経営」

「誰もが進む方向には成功の文字はない」
「誰もが考える経営戦略では結果は世間並みで終わる」
「誰もが思いつく前にやらなければ手遅れとなる」
「情報システムにしかできないサービスを編み出し、更に利便性を高める」
「物流投資とM&Aは同じ、自力本願で進路を確保する」

不景気は売上が減るだけだと思っていたが、ネット社会では売上がある日突然なくなってしまう様な気がする。「地上戦」か「空中戦」かを論じるよりも、どちらにも対応できる企業づくりを急がねばならない。

およそ20年前に「物流を制する者が商流を制す」と唱えたところで、誰も取り合わなかった。

「トラスコはこれから直需に舵を切るだろう」と誰もが予見した時代に、「問屋を極める、究める」と更なる卸売業の強化に取り組んだ。

誰もが実現不可能と信じた「手形全廃」を、5年足らずで実現した。

「提案営業できる会社しか生き残れない」と言われた時代に、あえて徹底した御用聞き営業の企業づくりの道を選んだ。

メーカーブランド商品の流通が当たり前の時代に、あえて手間がかかり、リスクの多いプライベート・ブランド商品の拡大を選択した。

業界最後発の問屋として産声を上げた当社の歴史は、誰もが考え誰もが進む方向とは違う、独創的な判断により礎 を築いてきた。もし、誰もが考える多数決の民主主義的経営判断をおこなっていたら、結果はどうなっていただろうか。

今がベターともベストとも思わないが、商流の変化をいち早く予見し、常に先手先手で手を打たないと、置いてきぼりを食うことだけは間違いないようである。

多数決が最善の「解」を導きそうな気がするが、現実は「無難の解」で終わってしまうようである。これからも独創的な発想でこれからの「解」を出していかねばならない。

そのためにも「もっともらしく聞こえるハナシには気をつけろ」ということである。

奇想天外な発想で、3年後に備える1年としたい。

平成26年(2014) 年頭所感より

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